ふるさと北海道に戻り開院してから、沢山の小さな生命に出会う度に、その尊さとご家族の愛情の深さに感銘を受けてまいりました。 開院当初は『コンパニオンアニマル』という言葉に「それはどういう意味でしょうか?」と聞かれることがほとんどでしたが、現在は まぎれもなく『家族の一員として同居している動物達』と認められてきました。動物達が小さな身体をふりしぼって病気と戦っている姿は、刻々と変化する社会情勢のなかに生きる私達人間にとっても、大切なことを教えられ、また見習わなければならないことばかりです。 動物達の生涯にわたる健康の維持、また動物の家族である『人間』との環境や絆を築くために私達ができること・・・。それは充実した最新の医療設備や技術はもとより、心のこもったケアーを提供していくことではないかと考えております。 自然に恵まれた北海道のこの地で、よりよい動物医療、人間と動物のよきコミュニケーションを目指して、私達は新たな第一歩を踏み出しました。
どんな命も愛されることなく、世話されることなく終らせてはいけません。どんな小さな命も愛を感じることができるからです。